DR.FEELGOOD


mail 交通違反

若い警官はスピード違反の車を停めた。

「免許証見せて」

「持ってません。半年前に免停になったままなので」

「なに?これ、あんたの車?」

「いいえ。盗んだ車です」

「なに?車検証か何か入ってないか?」

「あ、そういえばさっきボックスに拳銃をしまったとき、見たような」

「なに?あんた拳銃を持っているのか?」

「はい。車の持ち主の女を殺すのに使いました」

「なに?殺しただと?」

「ちゃんと死体はトランクに入れましたよ」


警官が大声で叫ぶと、その上司の警官がやって来た。ひととおり状況を聞くと、上司は若い警官を応援を呼びに行かせ、自分は車の男に質問した。

「では再度言います。免許証見せて」

「はいどうぞ」

男は免許証を見せた。本人だった。

「これは誰の車です?」

「私のです。ほら車検証も」

男は車検証を見せた。本人の物だった。

「ボックスには拳銃が?」

「とんでもない。どうぞ見てください」

中には何もなかった。

「トランクには死体が?」

「とんでもない。こっちもどうぞ見てください」

やはり中には何もなかった。

「…変だな。先ほどの若い警官は、あなたが無免許の上に車の窃盗、ボックスに拳銃、トランクには死体を入れていると言っていたけど」



「とんでもない嘘つきだな!もしかしてあいつ、僕がスピード違反したなんて嘘も言ってませんでした?」